アーティスト

アユ・
ペルマタ・サリ

ダンサー・振付家
/インドネシア

インドネシア・ランプン州出身の振付家。アユは2014年から今日まで精力的に作品を制作している。創作にあたっては、伝統舞踊の動きの形を深く探求することに興味を持ち、動きの形の各要素とその背景にある物語を詳しく調べている。また、身体にも興味があり、身体と日々の習慣とのつながりが、どのようにして特徴的で本質的な身体言語を形成するかを研究している。その結果、『Tubuh Dang Tubuh Dut』(2018年)という作品を制作し、 Indonesia Dance Festival(2018年)、 ドイツのSpielart Festival (2019年)、上演した。2020年にはヨーロッパでの上演を予定している。『X』(2019年)は、ランプンの伝統舞踊の動きを探求することから生まれた。具体的な動きの形や自身の内部の会話を拡張する方法で制作した。2021年、アユは再び「プレッシャー?」と題した作品を制作します。この作品は、彼女自身と彼女の文化や家族との間の交渉に基づいた関係を探求した結果として創作されました。2020年からKarakoaの主催するプロジェクト・プラットフォームで制作中の『プレッシャー?』は、2021年にワーク・イン・プログレスの小作品としてスイスの劇場 spektakelで8月に発表された。

チャナポン・
コンカン

メディア・アーティスト
/タイ

1995年生まれ、バンコク出身。Poh-Chang Academy of Artsで絵画の学士号を、Silpakorn Universityでビジュアルアートの修士号を取得。現在は、絵画、写真、サウンドアート、ビデオアート、インスタレーション、ファウンド・オブジェクトを使ったミクスト・メディアなど、さまざまなアプローチでビジュアル・アーティストとして活動している。チャナポンは、2017年以降、グループ展、パフォーマンス・アート・ショーケース、実験的サウンドアート・ショーケースなどで継続的に作品を発表している。彼の作品は、彼が感覚的に体験した周囲の風景からインスピレーションを受けて創作されている。確立されたアートプロセスと、自然やファウンドオブジェクトの偶然の要素を組み合わせて、日常生活とは切り離せないアートを描くことが多い。

チェン・
イー・チン

パフォーマンス・アーティスト、ダンサー
/台湾

嘉義県出身。台湾芸術大学のダンス学部を卒業し、現在は、フリーランスのパフォーマンス・アーティストとして、またLes Petites Choses Productionのダンサーとして台湾を拠点に活動している。2020年にはLes Petites Choses Productionで【and I.】-Towerを振り付けた。イベントマネージメントでは、2020年Taipei Children Arts FestivalでのLes Petites Choses Production《Let‘s High Five》、YWCA-Body development of parent-child theme workshopなどを経験している。

チョウ・
クゥアン・ジョウ

振付
/台湾

台北出身。演劇のパフォーマンスややムーブメントの演出、ダンス教育などを行う。多次元的なパフォーマンスのエネルギーと感性を持つ。最近はジェンダー問題にも力を入れており、それをテーマにした作品を発表している。 2020年には作品「The End of the Room」を発表、2019年にはCentre National de la Danse(CND)の国際振付フェスティバル「Camping」にアーティストとして招聘された。その他、Sun-Shier SalonのStagnation point Projectに振付家として選出され、作品「I Thought She」を発表した。

日和
下駄

俳優・ライター
/日本

1995年鳥取県生まれ。横浜国立大学卒。俳優、ライター。東京(日本)を拠点に、カゲヤマ気象台と共に、円盤に乗る派プロジェクトメンバーとして活動。円盤に乗る派は複数の作家・表現者が一緒にフラットにいられるための時間、あるべきところにいられるような場所を作るプロジェクト。軸になるのはカゲヤマ気象台による上演作品ですが、様々なプログラムや冊子の発行、シンポジウムなどを並行して行っている。

カゲヤマ
気象台

劇作家・演出家
/日本

2008年に演劇プロジェクトsons wo:を設立。以後、劇作・演出・音響デザインを主に手掛ける。2018年に「円盤に乗る派」に改名。ディストピア以後の世界観、現代詩的な言語感覚、おかしみと悲哀のある演出が特徴。「フェスティバル/トーキョー13公募プログラム」参加。2015年よりセゾン文化財団ジュニア・フェロー。『シティⅢ』で第17回AAF戯曲賞大賞受賞。代表作に『シティⅠ〜Ⅲ』(2015〜2017)、『正気を保つために』(2018)、『幸福な島の誕生』(2019)など。

パヴィダ・
ワチャラパナポン

ダンス・アーティスト
/タイ /2020

サイバースペースにおいて彼女のダンスボディとして機能する「1 to 8 Archive」と呼ばれるFacebookのファンページで、展示形式を用いたダンス創作を探究しているコンテンポラリー・ダンスアーティスト。彼女の創作活動は、コンテンポラリーダンサーとライターの間を行き来する習慣から生まれている。人間の身体や身体的なパフォーマンス空間の限界を超えたいという野心的な願望を持ちながら、彼女のダンス言語を記事や文章の展示という形で発展させ、芸術表現を発表している。

ラウル・エル・
ラキティコ・ジュニア

ダンサー・振付家
/フィリピン

フィリピン出身の振付家。そのテーマは交差性にあり、都市空間と人工物の類似性を探り、人間の行動や関わりにおいて、それらの顕在化を探求することにある。ダンサー、振付家としては、フィリピン、韓国などでの国際的なプラットフォームで作品を発表。最近では作品「Transacting Comfort」が、​2020年の横浜ダンスコレクションにて奨励賞を受賞した。同年、韓国国際文化交流財団が主催するCPIプログラムに参加し、共同者とともに、環境のための共同学習と若者のためのプログラムである「ボディ・アーカイブ・プログラム」を開始し、「ベスト・ソーシャル・プロジェクト」を受賞した。

宮内
康乃

作曲家
/日本

作曲家、声のアンサンブルグループ「つむぎね」主宰。大学にて西洋音楽の作曲法を、大学院にてテクノロジーアートを学んだ末、人間の声や呼吸、身体といったプリミティブな表現に興味を持ち、楽譜を用いず身体の有機的なリズムが響きを紡ぎ出すような独自の作曲法にたどり着く。その独自の作曲法を「つむぎねメソッド」と名付け、作曲、パフォーマンス発表活動を展開するともに、老若男女だれもが参加し声を重ね、その活動自体がコミュニケーションツールとなるようなワークショップ活動「わ・つむぎプロジェクト」を日本、アメリカ、東南アジアなどで数多く実践している。

ヤオ・
ライリー

演出家・俳優
/マレーシア /2020

Kosong Spaceの共同設立者兼芸術監督。国立台湾芸術大学(演劇学科)とNew Era Collage 演劇・映像学科(演劇専攻)を卒業し、演出家・俳優として活躍している。アーティストとして、芸術と生活のつながりを絶え間なく探求している。彼は、人間の状態を探るきっかけとなるための、特に埋もれたり、静止した状態を目覚めさせるきっかけとなる最も建設的な演劇形式を探している。そのようにして、演劇は私たちが日常から離れて真実を発見することを可能にしてくれると考えている。